老化は防げる!今からできる4つの方法

【老化】

それは生きている上で避けては通れない現象です。

年齢を重ねると共に、視力が低下したり、肌の肌理(きめ)も荒くなってきたり、身体を動かすのも一苦労、と様々な症状がまとわりつきます。

「チャレンジしてみたい事は色々あるけれど…仕方ない」と諦めていた方も多いのではないでしょうか?

しかし、医療や研究の技術が進化した今では、老化を防ぎ、長生きできる方法が明らかになろうとしています。

今回はその中で有力な4つの方法をご紹介します。

 

腹八分目。食べすぎない事

「腹八分に医者いらず」

日本では、昔からそう言われてきました。

英語にも「Light suppers make long life.(軽めの夕食は長寿の源)」という同様の言葉があります。

腹八分目の食事が、なぜ健康にいいのか…その科学的な検証が、1980年代から世界各国で盛んに行われてきました。

日本でも、ラットなどの小動物を対象に、食事の量を一定に制限にしたグループと、好きなだけ食べさせたグループとの平均寿命を比較する研究が行われ

食べ放題にしたマウスの平均寿命が74週であったのに対し、食事の量を80%に制限したマウスは122週と、1.6倍以上に延びたと発表されました。その後、様々な研究から、腹八分目…つまり一定のカロリー制限によって、細胞の老化を遅らせる事ができると確認されました。

実際にヒトでも、血糖値、コレステロール値、血圧など生活習慣病に関連する数値が、ほとんどすべてにわたり減少したのです。

これらの結果から、細胞の機能不全によって引き起こされるがんや動脈硬化による血管障害(高血圧や脳卒中、心筋梗塞など)、さらに糖尿病など多くの生活習慣病の予防に、腹八分目の効用が指摘されるようになり、平均寿命だけでなく、病気にならない健康な期間=健康寿命を延ばす可能性があると発表されたのです。

 

禁煙。タバコを吸わない事

タバコは、ほぼすべての臓器へ悪影響を及ぼすことがわかっています。

厄介なのは自分自身の喫煙習慣だけではなく、副流煙を吸っている人たちでも、がんを始め、糖尿病や白血病、生殖機能の低下、潰瘍、肺炎まで病気のリスクは増加します。

低タール、低ニコチンのタバコを選択すれば良いと考える方もいますが、

これによる明らかな健康へのメリット等は現在もわかっていないのです。

また、年をとってから禁煙しても、もう遅いと思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

世界各国の研究をまとめたアメリカの報告によると「禁煙は性別・年齢・喫煙による病気の有無を問わず、すべての人々に大きくかつ迅速的な健康改善をもたらす」というのです。

どんな改善効果があるのかというと

・24時間で心臓発作のリスク軽減。

・2〜3週間喫煙すれば、心臓や血管などの循環器の機能改善

・1年後には、肺機能の改善

・2〜4年で虚血性心疾患や脳梗塞のリスク軽減

・5〜9年で肺がんのリスク軽減

さらに10年〜15年禁煙できれば、様々な疾患を発症するリスクは非喫煙者と同等となります

つまり、年をとってからでも禁煙は決して遅くはないのです。

 

運動。 生活の中で動く

「運動」と聞くと

ジムに通って汗を流して…と想像されるかもしれませんが、

ここでいう運動は日常生活の中で動くことを心がける事です。

実際に健康で長生きしているヒトが多く済むブルーゾーンの

共通点として、日常の中で「動くこと」が組み込まれています。

では、どんな事をやっていけば良いのか、というと

・近くのコンビニやスーパーへの買い物は徒歩で行く

・料理も台所に立ち、作る

・掃除、洗濯を手伝う

・車の洗車をスタンドによらず自分で行う

などです。

私達の生活は様々な運動の機会に恵まれています。

適度な運動による手足への刺激は脳への刺激となり、内臓や自立神経など健康で生きていく上で必要不可欠な部分にも良い影響を与えるという発表もされており、

今が便利さに慣れてしまい億劫に感じるかもしれませんが、

日常に密着した運動は健康面だけでなく、経済面や生活の様々な豊かさにつながることを発見できると思います。

 

飲むだけ! NMN。

これまでご紹介した3つは根気よく継続的にやっていかなければいけませんが

飲むだけで血糖値や高血圧などの症状を改善し、それだけでなく脳細胞の障害をも改善しうるものがあります。

それがNMN(ニコチンアミドヌクレオチド)というものでビタミンB3から形成されます。

そもそも、なぜ老化がおきるのかというと

若いうちは細胞が損傷した時に、ダメージの回復を促すサーチュイン遺伝子の活性化しているのですが、加齢とともにサーチュイン遺伝子を活性化させるNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)という物質が減少、生成ができなくなると、サーチュイン遺伝子が眠ってしまい回復が出来ずにダメージが蓄積されて行くことで起こります。

このNMNは、サーチュイン遺伝子の活性化に重要な役割をもっているのです。

NMNを服用すると、

わたしたちの身体の中でNAD+に変換され、結果的にサーチュイン遺伝子を活性化させることができるのです。

今の所、明らかな副作用などは確認されておらず、

まさしく簡単にできる老化対策として注目を浴びています。

また細胞損傷の回復を促すという事で放射線被曝の健康改善でも期待されており、常に放射線が漂っている宇宙空間で仕事をする宇宙飛行士の健康障害を防ぐものとしてNASAも注目しています。

現在ではNMNはサプリとして販売をしているところもあるそうですが

高額な為、偽物も多く出回っているそうですので

信用情報はあるのか、しっかりと確認したほうが良いですね。

 

 

いかがでしたか?

誰にも避けることのできないとされてきた老化ですが

医学や研究が発達した今では、

老化を防止し、長く生きることが実現できる方法が明らかになってきました。

将来のために今からできることを始めていきませんか?